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未来の自分のためにレポを残しています

BNMC2022 川口

Brand new musical concert 2022

7/9()16:30開演 川口リリアホール

 

アッキーさんが新型コロナに罹患されたため、急遽出演見送りに。。

なので川口公演は加藤和樹さん、藤岡正明さん、新妻聖子さん、小池徹平さん+コーラス山野靖博さんの5人にて開催。

これまでアッキーさんが務めていらした総合司会的ポジションは、名前の順序的に和樹さんがそのお役目を引き継ぐのかなと予想しておりましたが実際その通りになりましたね。

アッキーさんは現在快復に向かわれているそうで、次回公演のBNMC東京から復帰予定とのこと。大事無くて本当によかった

いつも開演前に貼り出されているセットリストはこういう状況だからか掲示されておらず、終演後にサモンプロモーションの公式ツイッターが公開して下さいました。何を歌うのかわからないドキドキ感が却って良かったです。

 

 

1曲目は安定のグレイテストショー。アッキーさんのパートであろう部分もみんなで分担。今回新たな風として加わった、華やかで確かな新妻さんの歌声と徹平くんの丁寧な歌唱によって歌に一本支柱が通ったような感覚がありました。聴き慣れた曲なんだけど初めましてのようななんとも言えぬ緊張感があって、なかなか味わい深かったです。和樹さん、高音パート多めで頑張ってた。

 

オープニングの後は、和樹さんの進行で一言ずつご挨拶がありました。アッキーさんのお加減もこの時に教えてくれて、出演メンバーで集合写真や動画を撮り開演前に送ったのだそう。「なのでますます元気になると思います!」とポジティブに報せてくれる和樹さん。温かい関係性ですよね。

和樹さんのMCですが、思ったほどの緊張は感じられず、安定したタイムキープっぷりでした。

 

2曲目は「Beautiful」から。

嬉しかったのが、今回山野くんがコーラス兼メインポジションとして活躍されていたこと!安定して歌が上手く、低音から高音まで美しい。まさにオールラウンダー。

 

3曲目の「シューティングスター」は、ディズニー声の王子様コンサートでも歌われたヘラクレスの未公開楽曲。日本ではまだ和樹さんしか歌ってる人がおらず、かつ有観客での披露はこの日が初めてとのこと。なんて貴重な

「僕ははみ出し者さ」から始まるこの曲はヘラクレス目線のものはあるのですが、聞いていると和樹さんがヘラクレスの側に寄り添い、傷を慰めているような情景が浮かびました。ファルセットまでの音階が特別好きです。「るーさーーー」の地声上げも綺麗でした。(局地的)

 

「ゲームの始まり」の後、和樹さんと徹平くんで軽くトーク。最近まで公演していた、「るろうに剣心京都編」の思い出エピソードを語ってくれました。

徹平「和樹のほっぺたをビンタするシーンがあって、1公演45回は叩くから全公演で225回くらいになる」数えてきたのw

和樹「叩くのが上手いんですよ。良い音が鳴るし、痛くない
いいカンパニーだったねー的なことも言っておられ、お互いを称え合って支え合って強固な信頼関係が結ばれているのだなと思えるトークに胸が熱くなりました。

 

「Proposal/夜空を飛ぶ」は藤岡バレットと和樹ブライドのバージョン。(以前は逆パターンもあったね)

私は本編の藤岡バレット・上口ブライドの間に見える友情が大好きで今後何度再演してもここだけは絶対変えないでくれ!と思っているくらいなのですが、和樹ブライドはファンの気持ちを裏切らず(そういう意図があったかはさて置いて)、どこか上口ブライドを彷彿とさせる歌い方をされているように感じて個人的にはすごく嬉しかったです。「いーつもーー」の鮮烈なクレッシェンド、譜割り、一瞬で舞台を思い出せた。真似をして欲しいとかそういうんじゃないんですけど、この歌に関してだけは寄せてくれたことが有難いな、と思ったりした。あと必ず最後に電報の控え(電報の控え?)をエアーで藤岡さんに手渡すところとか、最高です…そういうところだぞ…。川口以降聞けないなんて信じられない

 

「トゥナイト(英語歌唱)」はもう、涙無しには聞けませんでした。トークでも仰ってたけど、本来なら2020年にリフ役としてウエストサイドストーリー(WSS)にご出演されるはずだった。新型コロナの感染拡大により上演は一度も叶わなかったけど、このような形でまたWSSに関わっていただけるなんて。この曲はまさかの新妻さんのリクエストとのこと。「無理言ってトニーをお願いしました」と仰っておられましたが、作品に思い入れの強い和樹さん感激されてたし、ファンからもありがとうございますと言いたくなりましたよ……。和樹さん歌い終わったあと緊張が解れたような、はーって安心したような顔をされてて、結構珍しい姿だなと思いました。

ここでトークレポも交えておくと、新妻さんが和樹さんに「目を見るとその人の魂まで見えて来る気がする。加藤さんはピュアなところが見れました」と仰っていて嬉しかったなぁ。和樹さんは照れ隠しで「いえいえ、こんな曇りガラス(みたいな)」なんて言ってたけど、それに対しても「いやいやいや、ピカピカ!」って。新妻さんが言うなら間違いない!

 

そして徹平くんとアッキーさんのお二人で歌う予定だった「僕こそ音楽」ですが、今回は徹平くんがソロで歌うことに。(ソロは初めてなんだって!)

徹平「和樹とか入ってきてくれてもよかったのに

和樹「いやいや僕がアッキーさんの代わりなんて恐れ多いので」

小言を言われてて笑いました(笑)

 

BNMCといえば!なRENTwhat you own」。藤岡マーク、和樹ロジャーで歌ってくれました。本役がロジャーの藤岡さんは「なんで取るんだよ!」と仰っておられ(笑)。和樹さんも途中恐らくマークパートに引っ張られて(?)、どちらもちょっと歌い出しがグダってましたがそれもご愛嬌(笑)。

 

2部。初っ端のムーランルージュの曲がすごく良かった!グレショに比べて和樹さんも肩の力が抜けてるような印象で、同じ高音でもこちらの曲の方が余裕を感じました。全会場共通曲だと嬉しいな。

 

そしてそして何といっても、和樹さんと徹平くんの「サ・イラ・モナムール」!!正直めちゃくちゃ期待してた!!この曲最大の興奮ポイントは全公演終わってから書こうと思います。若手たち複数人で歌うサイラはこれまでも聞いたことがあったけど、「どっちが歌ってもロナン」なサイラは初めてですごくアガッた……。一応初演の歌唱披露では二人揃ってたと思うけど、その頃より断然上手くなっててもはやスター感があった……

 

それから「君の夢の中で」の話は避けては通れまい。

歌の安定感はもう言わずもがなですが、今回はとにかく表情に釘付けでした。

和樹アンリの視線の先に、ちゃんとビクターの姿が見えましたよ。そしたら後で「アッキーさんを想って歌いました」なんて言うもんだから、もう本当にすごい。ちゃんと伝わってます。

表情がとにかく雄弁なんですよね。まなざしだけで心を感じられるの、何気にすごい技術だなと思って見ています(役者ってスゲ〜)

 

どこだったか覚えてないけど、和樹さんが「2019年のBNMCが僕にとって初めてのミュージカルコンサートで、あの頃は自分がオーケストラを背負って歌うなんて考えられなかったし(この辺曖昧)、持ち歌も少なくて何を歌えばいいのか?という感じだった」と仰っていて感慨深くなった。あの頃はまさか毎年のようにBNMCに呼ばれるなんて思ってなかったし、こんなに早くコンサートに馴染むようになるなんて想像もしてなかったな。そのくらい当時は持ち歌が本当に少なくて、周りが明らかに上手いと感じる人ばかりで、和樹さんは「物語の中」で輝く人なんだな、なんて思ってた。それが今やこの貫禄。なんて大きな背中なんだろう。

人に導かれるままにBNMCの世界に足を踏み入れた和樹さんが、今度はMCとして新たな人を世界へ導く手助けをしていることに感動したな。MC和樹さん、共演者を褒めることを絶対欠かさなくて、空気が温かくてすごく好きだった。

 

ほか、トークで覚えてるとこだけ残す。

・「川口と言えば?」という藤岡さんと和樹さんのトークパートで、二人の間だけで認識してるラーメン屋話に花が咲いてたの笑ってしまった。西川口にある、「どでん」って言ってたような気がする。ちなみにお客さんに「万が一知ってるよって方いますか?」って和樹さん尋ねてたけど「万が一」って(笑)そんなに隠れ家的なお店なの?(笑)

・ラーメントークの流れで、話は二人の共通の趣味である二郎に移る。「埼玉に二郎は何店舗ある?」と藤岡さんに試され、「えー、いくつだっけ、2つ…?」と答えて「出直してこい!」と言われてしまう和樹さん(笑) 正解は、最近新店舗が出来たから3店舗らしい。惜しかったんだw

・和樹さんはミュコンの経験が2019年以降とまだ浅く、藤岡さんは先輩だという流れから、

藤岡「敬語使えよ」

和樹「すみません……いや使ってるわ!!」

のガチツッコミがめちゃくちゃ好きだった(笑)

・キンキーブーツ僕も行きます!という話から、「都内の劇場によく出没します。見かけたら手を振ってください」と和樹さん。(振られたら振られたで困るだろうに…)

徹平「俺も手振ろうかな」和樹「舞台に集中して!」←ww

 

思い出したらまた追加する。

てかBNMC終演後にキングアーサーのビジュアル撮影に行く和樹さん元気すぎる。